介護職のシフト|早番・遅番・夜勤の組み合わせ
介護施設は24時間ケアが必要で、複雑なシフト体系で運営されます。早番・日勤・遅番・夜勤の4勤務帯を組み合わせて、職員のローテーションが組まれます。
この記事では、介護職員のシフト体系を、勤務帯別の特徴・シフトパターン・希望の出し方まで網羅的に解説します。
介護現場の主な勤務帯
早番
- 7:00〜16:00
- 起床介助・朝食・午前の入浴
日勤
- 9:00〜18:00
- 全般的な介護業務
遅番
- 11:00〜20:00
- 昼食・午後の入浴・夕食・就寝介助
夜勤(2交代制)
- 16:30〜翌9:30
- 夕食・就寝介助・夜間巡回・朝食
夜勤(3交代制)
- 準夜勤:16:30〜翌1:30
- 深夜勤:0:30〜9:30
シフトパターン
2交代制+夜勤
- 早番・日勤・遅番・夜勤(16時間)
- 介護施設で最も標準的
- 月8〜10回の夜勤
3交代制
- 日勤・準夜勤・深夜勤
- 介護医療院・一部の老健で
- 通勤回数多い
4交代制(早番・日勤・遅番・夜勤)
- 大規模施設
- 業務の細分化
夜勤専従
- 月8〜10回の夜勤のみ
- 日勤なし
日勤専従
- 早番・日勤・遅番のみ
- 夜勤なし
これらを組み合わせて、職員のシフトが組まれます。
シフトの組み方
月のシフト
- 4週間分のシフトを月初に発表
- 主任・リーダーが作成
- 希望休を考慮
1週間のローテーション例
- 月:日勤
- 火:遅番
- 水:夜勤
- 木:夜勤明け+休み
- 金:休み
- 土:早番
- 日:休み
連続勤務日数・夜勤の間隔を考慮した組み方。
シフト希望の出し方
希望休の申請
- 月の何日前までに申請
- 通常2週間前
- 法定の有給は早めに
希望シフトの種類
- 完全休日希望(冠婚葬祭等)
- 早番希望(子育て送迎)
- 夜勤希望(夜勤手当)
- 日勤希望(通常時)
希望が通る確率
- 子育て世帯:優先される傾向
- 介護世帯:配慮される
- 一般職員:第一希望60%程度
シフトの公平性
公平性のポイント
- 夜勤回数の平等
- 休日日数の平等
- 連続勤務日数の管理
- 早番・遅番のバランス
不公平なシフトの問題
- 特定職員に夜勤集中
- 特定職員に休日集中
- 主任・お局のえこひいき
これらは職員の不満の原因です。
シフトの法定ルール
労働時間
- 1日8時間
- 週40時間
- 36協定で残業可
休憩
- 6時間超で45分以上
- 8時間超で1時間以上
連続勤務
- 法定の規定なし
- 通常6日以内
休日
- 週1日以上
- 4週で4日以上
これらを守らない施設は労基法違反。
シフトと給与
各勤務帯の給与
- 基本給は同じ
- 夜勤手当(1回6,000〜12,000円)
- 早番手当(月3,000〜10,000円・施設による)
- 深夜割増(22:00〜5:00で25%増)
月収への影響
- 夜勤回数:月5〜10万円の差
- 早番・遅番回数:月数千〜1万円の差
夜勤回数で月収が大きく変わります。
シフトのワークライフバランス
バランスの良いシフト
- 連続勤務4日以内
- 夜勤後の連続休日
- 月8回程度の夜勤
バランス悪いシフト
- 連続勤務6日以上
- 夜勤連続
- 休日が分散
- 希望休がほぼ通らない
シフトの質で生活の質が変わります。
子育てとの両立シフト
子育てに優しいシフト
- 早番中心(送迎時間に合わせる)
- 日勤のみ
- 短時間勤務(時短勤務)
- 夜勤免除
配慮可能な施設
- 大手介護グループ
- 大規模社会福祉法人
- 子育て支援充実の施設
シングルマザー・介護世代への配慮
配慮事項
- 子の看護休暇取得しやすさ
- 学校行事への参加
- 親の介護対応
- 急な休みへの対応
配慮ある施設
- 同様の境遇の職員多い施設
- 主任・施設長の理解
- バックアップ体制
シフトのトラブル
よくあるトラブル
- 急な変更要請
- 主任のえこひいき
- 希望休が通らない
- 連続夜勤の強要
対処法
- 主任・施設長への相談
- 労働組合の活用
- 労基署への相談
- 転職検討
シフト管理ツール
ICT勤怠管理
- アプリでシフト確認
- 希望休申請
- 残日数の確認
シフト作成ソフト
- 介護専用シフトソフト(カイポケ等)
- AI活用のシフト最適化
これらが整った施設は、シフトの透明性高い。
シフト希望が通りやすい施設
求人票での確認
- 「希望シフト柔軟対応」
- 「子育て世代多数」
- 「ICTシフト管理」
面接での質問
- 「希望休の申請ルールは?」
- 「子育て世代への配慮は?」
- 「夜勤の柔軟性は?」
シフト体験談
28歳・特養介護福祉士(2交代+夜勤月10回)
「夜勤月10回で月収32万円。夜勤明けの連続休日でしっかり休めて、ワークライフバランスは取れています。」
35歳・有料(早番中心の子育て両立)
「子どもの送迎で早番中心。月の遅番・夜勤は月3〜4回のみ。子育てとの両立できています。」
42歳・GH(夜勤専従)
「夜勤専従月10回で月収45万円。日中は子どもとの時間。シングルマザーの私には合っています。」
まとめ
介護職員のシフトは、早番・日勤・遅番・夜勤の4勤務帯を組み合わせて運営されます。2交代制+夜勤が標準で、夜勤専従・日勤専従などの特殊シフトもあります。
希望休の申請・シフトの公平性・ワークライフバランスを考えて、自分のライフステージに合うシフトのある施設を選んでください。シフト管理が透明な施設で、長く働きやすい環境を作りましょう。
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最終更新日: 2026-04-29
執筆: こえば編集部 介護ライターチーム