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福祉用具専門相談員|資格…

福祉用具専門相談員|資格と業務

福祉用具専門相談員は、介護保険サービスの中で福祉用具(車椅子・ベッド・リフト等)の選定・提案・点検を担当する専門職です。50時間の講習で取得可能な資格として、介護福祉士からのキャリアチェンジ先になります。


福祉用具専門相談員の概要

制度の位置づけ

介護保険法上の福祉用具貸与・販売事業所に必置の専門職。

業務範囲

  • 福祉用具の選定支援
  • 利用者宅訪問
  • 福祉用具の点検・調整
  • 利用者・家族への説明
  • ケアマネとの連携

資格の必要性

福祉用具事業所では、常時2名以上の福祉用具専門相談員が必要。


取得方法

講習の概要

  • 期間:50時間(7日間程度)
  • 費用:5〜8万円
  • 修了試験:あり(ほぼ全員合格)

受講機関

  • 民間スクール
  • 福祉用具関連企業
  • 公的職業訓練

受験資格

特になし。誰でも受講可能。


講習内容

主な科目

  1. 福祉用具と福祉用具専門相談員の役割
  2. 介護保険制度の理解
  3. 福祉用具を必要とする利用者の理解
  4. 個別の福祉用具に関する知識・技術
  5. 福祉用具のサービス計画作成
  6. 福祉用具の利用支援
  7. 福祉用具供給に関する事業者との関係

50時間で福祉用具の総合知識を習得。


福祉用具専門相談員の業務

1. 利用者宅訪問

  • アセスメント
  • 福祉用具の選定提案
  • 試用・調整

2. 福祉用具サービス計画書作成

  • 個別計画書
  • 利用目的・期間・効果

3. 福祉用具の点検・メンテナンス

  • 定期点検
  • 不具合時の対応
  • 交換・調整

4. 利用者・家族への説明

  • 操作方法
  • 安全使用
  • 維持管理

5. ケアマネとの連携

  • ケアプランへの反映
  • 月次モニタリング

福祉用具事業所での仕事

主要な業務先

  • 福祉用具貸与事業所
  • 福祉用具販売店
  • 介護用品メーカー

1日の流れ

  • 9:00 朝礼・本日の訪問予定確認
  • 10:00 利用者A宅で点検・調整
  • 11:30 移動・記録
  • 13:00 利用者B宅でアセスメント・提案
  • 15:00 利用者C宅で福祉用具納品・説明
  • 17:00 帰社・記録・連絡業務
  • 18:00 退勤

訪問業務が中心です。


給与・年収

月給

22〜30万円

年収

330〜450万円

経験別

  • 1〜3年目:300〜380万円
  • 5〜10年目:380〜450万円
  • 管理者:450〜550万円

業務手当

  • 訪問件数連動
  • 売上連動
  • 管理職手当

取得のメリット

1. 短期取得可能

50時間で取得。

2. 介護現場以外の選択肢

身体介護中心ではない。

3. 利用者の生活支援

福祉用具で生活の質向上。

4. ケアマネとの連携

介護業界の人脈拡大。

5. 比較的安定した勤務

日勤中心、夜勤なし。


取得のデメリット

1. 給与水準は介護福祉士並み

大幅な給与アップは見込めない。

2. 営業要素

福祉用具メーカー営業の側面。

3. 車運転必須

利用者宅訪問のため。

4. 重い福祉用具の運搬

ベッド・リフト等の運搬で体力的負担。

5. ニーズの限定

介護保険対応の福祉用具のみ。


介護福祉士からのキャリアチェンジ

こんな方に向く

  • 身体介助が体力的に厳しい
  • 利用者の生活全般に関わりたい
  • 専門性を変えたい
  • 日勤中心の働き方希望

介護福祉士+福祉用具専門相談員

  • 介護現場の経験+福祉用具知識
  • 利用者への深い理解
  • 高い専門性

このダブル資格で市場価値が上がります。


福祉用具専門相談員の体験談

35歳・特養介護福祉士→福祉用具事業所

「特養5年で腰痛悪化、福祉用具事業所に転職。50時間講習で資格取得。年収380万円で身体的負担少なく、利用者の生活支援を続けられています。」

42歳・訪問介護→福祉用具相談員

「訪問介護で利用者の福祉用具の困りごとを聞く中で、福祉用具専門相談員に興味。資格取得後、福祉用具事業所へ。月給28万円で日勤のみ。」

50歳・介護福祉士→福祉用具相談員

「50代で身体介助の継続が困難になり、福祉用具相談員に転身。介護経験を活かして利用者・家族への提案ができ、新しいキャリアの段階です。」


福祉用具の主な種類

レンタル対象品目

  • 車椅子
  • 特殊寝台
  • 床ずれ防止用具
  • 体位変換器
  • 手すり
  • スロープ
  • 歩行器
  • 歩行補助つえ
  • 認知症老人徘徊感知機器
  • 移動用リフト
  • 自動排泄処理装置

販売対象品目

  • 入浴補助用具
  • 簡易浴槽
  • 移動用リフトの吊り具
  • 腰掛便座
  • 自動排泄処理装置の交換可能部品
  • 排泄予測支援機器

これらを利用者の状態に合わせて選定・提案します。


福祉用具の今後

トレンド

  • ICT・センサー連動の福祉用具
  • AI活用のリフト
  • 介護ロボット
  • 在宅介護の充実

業界の発展

  • 高齢化進行で需要増
  • 介護報酬での評価
  • 介護現場との連携深化

福祉用具専門相談員の市場価値は今後も高まる見込みです。


福祉用具専門相談員のキャリア

経験を積んでのキャリアアップ

  • 福祉用具事業所の管理者
  • 福祉用具メーカーの営業・企画
  • 介護用品関連企業
  • 介護コンサルタント

関連資格

  • 介護福祉士
  • ケアマネジャー
  • 福祉住環境コーディネーター

これらと組み合わせることで、市場価値が上がります。


まとめ

福祉用具専門相談員は、50時間の講習で取得可能な、介護業界の専門資格です。介護福祉士からのキャリアチェンジ先として、身体介助の負担軽減・日勤中心の働き方・利用者の生活支援を実現できます。

介護福祉士+福祉用具専門相談員のダブル資格で市場価値を高め、長期キャリアの幅を広げてください。


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最終更新日: 2026-04-29
執筆: こえば編集部 介護ライターチーム

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