保育士の昇給|年功vs実力主義
保育士の昇給|年功vs実力主義
「昇給が遅い」「同期と比べて差がある」——保育士の昇給は、施設形態や法人方針で大きく異なります。年功序列か実力主義か、自分のキャリアに合った職場選びが重要です。
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目次
昇給の仕組み
3つの昇給要素
- 定期昇給(年功)
- 処遇改善加算(専門性)
- 人事評価(実力)
法人による比重
- 公立: 定期昇給が中心
- 私立大手: 3要素のバランス
- 私立中小: 法人方針次第
昇給の頻度
- 4月の年度始まり(年1回が標準)
- 資格取得時(随時)
- 役職昇進時(随時)
定期昇給
年5,000〜10,000円アップが標準
- 公立: 俸給表通り
- 私立大手: 年5,000〜8,000円
- 私立中小: 年3,000〜5,000円
公立の俸給表
- 1号俸ずつ毎年上がる
- 5年で昇格(俸給表のグレードが上がる)
- 経験豊富の再雇用での再昇給
私立の場合
- 法人独自の規定
- 評価による加算もあり
- 不昇給の年もある
昇給の天井
- 経験20年で頭打ち
- それ以上は役職での昇給
- 主任・園長へのステップ
処遇改善加算
加算I
- 全保育士対象
- 月額5,000〜10,000円
- 年間6万〜12万円アップ
加算II
- 専門リーダー認定
- 月額5,000〜40,000円
- 年間6万〜48万円アップ
加算III(2022年〜)
- 全保育士月額9,000円
- 年間10.8万円アップ
加算IV(2025年〜)
- 経験年数による上乗せ
- 月額10,000〜15,000円
- 年間12万〜18万円アップ
組合せの効果
経験10年で副主任+専門リーダーの場合、月額111,000円・年間133万円のアップ。
人事評価
評価項目
- 業務遂行
- チームワーク
- 改善提案
- 目標達成
評価期間
- 年1〜2回
- 評価面談
- 自己評価+上司評価
評価による昇給差
- 高評価: +5,000〜10,000円(年)
- 標準: +5,000円
- 低評価: 据え置き
評価のコツ
- 目標設定
- 数値での示せる実績
- 自己アピール
- 改善提案
年功vs実力主義
年功序列
特徴
- 経験年数で昇給
- 公立に多い
- 安定したキャリア
メリット
- 計画的な人生設計
- 長期勤続のメリット
- 評価のばらつき少ない
デメリット
- 実力との差
- 若手のモチベ低下
- 中堅の停滞
実力主義
特徴
- 評価で昇給
- 大手私立に多い
- 急上昇可能
メリット
- 早期昇給
- モチベ向上
- 才能発揮
デメリット
- 評価のばらつき
- 競争激化
- 不安定
バランス型
多くの法人は、年功+評価のバランス。公立は年功重視、大手私立は実力重視の傾向。
昇給がない理由
法人事情
- 経営悪化
- 業績低迷
- 人件費抑制
個人評価
- 業績不振
- 改善提案なし
- 同僚との比較で低評価
制度的要因
- 認可外で昇給システム未整備
- 法人規程未作成
- 経営層の理解不足
対処法
- 評価面談で改善提案
- 主任に相談
- 必要なら転職検討
昇給アップのコツ
1. 業績評価対策
- 目標設定
- 達成度の数値化
- 自己評価でアピール
2. 専門性向上
- キャリアアップ研修
- 資格取得
- 専門リーダー認定
3. 役職昇進
- リーダー職を目指す
- 主任候補としてアピール
4. 改善提案
- 業務改善
- 行事の効率化
- ICT活用提案
5. 後輩指導
- プリセプター
- 育成への貢献
6. 転職検討
- 昇給制度のある法人へ
- 公立試験
- 大手法人
体験談
ケース1: 28歳・公立5年目
「公立で年8,000円ずつ確実に昇給。安定したキャリア。」
ケース2: 32歳・大手法人
「業績評価で年12,000円アップ。高評価のおかげ。」
ケース3: 35歳・中小法人で昇給なし
「3年連続昇給なし。法人事情と聞き、転職を決意。」
ケース4: 38歳・専門リーダー認定
「専門リーダー認定で月4万円アップ。年間50万円のアップ実現。」
まとめ
保育士の昇給は、定期昇給・処遇改善加算・人事評価の3要素。年功序列の公立、実力主義の大手私立、その中間の中規模法人——法人特性に応じた昇給体系があります。
昇給アップのコツは、業績評価対策・専門性向上・役職昇進・改善提案・後輩指導。昇給が見込めない法人なら、転職検討も。
自分のキャリア戦略に合った昇給体系を持つ法人を選んで、計画的な年収アップを実現してください。
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最終更新日: 2026-04-30
執筆: こえば編集部 保育ライターチーム