PT・OT・STの違い|何が同じで何が違うか
PT・OT・STの違い|何が同じで何が違うか
リハビリ三職PT・OT・STは混同されやすいが、対象も目的も大きく異なる。本記事では違いを整理する。
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目次
3職種の概要
3職種の概要:
- PT(理学療法士):「動く」専門
- OT(作業療法士):「生活する」専門
- ST(言語聴覚士):「話す・食べる」専門
すべて1965年(STは1997年)以降の国家資格。
対象の違い
対象の違い:
- PT:身体機能(運動・物理療法)
- OT:身体+精神+小児
- ST:言語・嚥下・聴覚
ST以外は身体障害が中心。
目的の違い
目的の違い:
- PT:基本動作能力の回復
- OT:応用動作能力+社会適応
- ST:コミュニケーション・摂食
最終目標が異なる。
アプローチの違い
アプローチ:
- PT:運動療法・物理療法・徒手療法
- OT:作業活動・ADL訓練
- ST:言語訓練・嚥下訓練
「手段」が異なる。
連携と役割分担
連携:
- 同じ患者に協力(脳卒中後遺症等)
- 評価結果の共有
- 訓練の役割分担
- カンファレンスでの意見交換
- 重複領域の調整
チーム医療として機能。
養成課程の違い
養成課程:
- PT:3〜4年制(学校数最多)
- OT:3〜4年制(PTより少ない)
- ST:3〜4年制(最少)
入試難易度に差がある。
国家試験の違い
国家試験:
- PT:合格率80〜90%
- OT:合格率80〜90%
- ST:合格率60〜70%
ST国試がやや難しい。
働く場の違い
働く場の傾向:
- PT:急性期・回復期・整形・スポーツ
- OT:精神・小児・高齢者・回復期
- ST:脳神経外科・回復期・小児・摂食
得意領域が異なる。
年収の違い
年収相場:
- PT:400〜500万円
- OT:400〜500万円
- ST:400〜500万円
職種間での差はほぼない。
向いている人
向いている人:
- PT:体力派・機能重視・運動好き
- OT:細かい作業好き・観察力・幅広い興味
- ST:言葉好き・忍耐強い・分析力
性格適性で選ぶと良い。
まとめ
PT・OT・STは「リハビリ」という共通カテゴリでありながら、対象・目的・アプローチが大きく異なる。職種選びは「自分が何に興味があるか」「どんな患者と関わりたいか」が決め手になる。
実習で複数職種を見学してから決めるのが推奨だ。