言語聴覚士(ST)の仕事内容|言語・嚥下・聴覚訓練の現場
言語聴覚士(ST)の仕事内容|言語・嚥下・聴覚訓練の現場
言語聴覚士(ST)はリハビリ三職の中で最も新しく、最も人数が少ない専門職だ。本記事ではSTの業務を整理する。
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目次
言語聴覚士とは
言語聴覚士の特徴:
- 国家資格(1997年制定、最新)
- 約4万人(リハ職最少)
- 言語・嚥下・聴覚の専門家
- 慢性的な人手不足
- 養成校3〜4年制
需要が供給を上回る希少職種。
失語症の訓練
失語症訓練:
- 聴く・話す・読む・書く
- 言語機能の評価(SLTA等)
- 個別訓練
- 集団訓練
- 家族指導
脳卒中後遺症で重要。
構音障害の訓練
構音障害訓練:
- 発声・発音の訓練
- 顔面筋・舌の訓練
- 呼吸訓練
- パーキンソン病等の対象
- 小児の機能性構音障害
「正しく話す」を支える。
嚥下障害の評価
嚥下障害の評価:
- 嚥下スクリーニング
- VE(嚥下内視鏡検査)
- VF(嚥下造影検査)
- 食形態の判定
- リスク評価
医師との連携で実施。
嚥下訓練
嚥下訓練:
- 間接訓練(食物を使わない)
- 直接訓練(食物を使う)
- 姿勢調整
- 食形態調整
- 介助方法指導
「安全な食事」を実現。
小児の言語発達支援
小児言語発達:
- 言語発達遅滞
- 自閉症スペクトラム
- 構音障害
- 吃音
- 親への指導
療育センター・小児科で活躍。
聴覚障害
聴覚障害:
- 聴力検査
- 補聴器のフィッティング
- 聴覚学習
- 人工内耳のリハ
- 言葉の聞き取り訓練
聴覚リハの専門家。
認知症リハ
認知症リハ:
- 言語能力の維持
- コミュニケーション支援
- 嚥下機能の維持
- 環境調整
- 家族指導
高齢化で需要拡大。
働く場所
主な働く場所:
- 急性期病院(脳神経外科等)
- 回復期リハ病院
- 慢性期・療養病院
- 老健・介護施設
- 訪問リハ
- 療育センター
- 補聴器販売店
医療・介護・福祉の3領域。
必要なスキル
必要なスキル:
- 言語学・音声学の知識
- 観察力
- コミュニケーション
- 忍耐力
- 多領域の知識
「言葉と食」を扱う専門性。
まとめ
言語聴覚士は「言語・嚥下・聴覚」を扱う最も新しいリハビリ職だ。人数が少なく需要が高いため、就職・転職市場では引く手あまた。
「コミュニケーションと食を支える」ことに使命感を持てる人に向く職業である。