管工事施工管理技士・電気工事施工管理技士|設備系の専門資格
管工事施工管理技士・電気工事施工管理技士|設備系の専門資格
設備サブコン(電気・配管・空調等)の核となる資格が、管工事施工管理技士と電気工事施工管理技士。建築工事と並行する設備工事の管理者として、専門性を発揮できる資格です。
この記事では、両資格の業務範囲・取得法・キャリアを解説します。
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目次
両資格の概要
国家資格(建設業法)
- 管工事施工管理技士(1級・2級)
- 電気工事施工管理技士(1級・2級)
業務範囲
- 設備工事の主任技術者・監理技術者
- 専任技術者として配置可能
業界での位置づけ
- 設備サブコンの核資格
- ゼネコンの設備課でも活用
- 専門特化の道
受験者数(1級)
- 管工事: 年間約16,000人
- 電気工事: 年間約20,000人
設備系の専門資格として重要。
管工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
- 給排水・空調・ガス・冷暖房等の管工事
- 大規模工事の主任技術者・監理技術者
- 合格率: 一次40%、二次50%
2級管工事施工管理技士
- 中小規模工事
- 1級への足がかり
- 合格率: 一次40-50%、二次30-40%
受験資格
1級
- 大学(指定学科)卒+実務経験3年
- 学歴に応じて延長
2級
- 大学(指定学科)卒+実務経験1年
- 学歴に応じて延長
業務範囲
- 給水・排水・ガス
- 空調・冷暖房
- 換気
- 消防設備配管
主な就職先
- 管工事サブコン(高砂熱学・新菱冷熱等)
- ゼネコンの設備課
- 設計事務所(設備設計)
管工事の核となる資格。
電気工事施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
- 電気工事の管理
- 大規模工事の主任技術者・監理技術者
- 合格率: 一次30-35%、二次30-35%
2級電気工事施工管理技士
- 中小規模工事
- 合格率: 一次38-50%、二次35-40%
受験資格
1級
- 大学(指定学科)卒+実務経験3年
- 学歴に応じて延長
2級
- 大学(指定学科)卒+実務経験1年
業務範囲
- 配線・盤・照明
- 受電設備
- 太陽光発電
- 通信設備
主な就職先
- 電気サブコン(きんでん・関電工等)
- ゼネコンの電気課
- 電気設備設計事務所
電気工事の核となる資格。
設備サブコンでのキャリア
主な企業
管工事系
- 高砂熱学工業
- 新菱冷熱工業
- 三機工業
- 朝日工業社
電気工事系
- きんでん
- 関電工
- ユアテック
- きんでん
キャリアパス
- 新人→主任→現場代理人→所長→部長
- 役員・経営層
業態
- 大手サブコン: 安定・年収高め
- 中堅サブコン: 専門特化
- 中小サブコン: 経営層への道
給与
- 大手サブコン1級保有: 700〜1000万円
- 所長: 800〜1100万円
設備サブコンは安定的なキャリア。
試験内容と対策
試験の構成
- 一次試験: 学科(マークシート)
- 二次試験: 実地(記述)
一次対策
- 専門知識(設備・配管・電気)
- 法規・施工管理
- 過去問演習
二次対策
- 経験記述
- 施工計画
- 工程・品質・安全管理
学習期間
- 1級: 6か月〜1年
- 2級: 3〜6か月
学習教材
- 日建学院・総合資格学院
- 市販テキスト
- 過去問題集
学習方法
- 通信講座
- 通学講座
- 独学
両資格の試験構造は建築・土木と同様。
年収アップ効果
1級資格の月手当
- 月3〜10万円
- 年36〜120万円アップ
業態別の年収
大手サブコン(1級保有)
- 30代: 700〜850万円
- 40代: 900〜1100万円
- 50代: 1100〜1300万円
中堅サブコン
- 30代: 600〜750万円
- 40代: 800〜950万円
W資格(管+電気)
- 月手当合算
- 業界での権威
転職での評価
- 設備系1級保有者は引く手あまた
- 大手サブコン転職で年収+150〜250万円
設備系の1級は専門性で高評価。
建築施工管理技士との違い
業務分野
- 建築: 建物全体
- 管工事: 給排水・空調等
- 電気: 配線・盤・照明等
キャリア
- 建築: ゼネコン中心
- 設備: サブコン中心
専門性
- 建築: 幅広い
- 設備: 深い専門性
業界規模
- 建築: 業界全体
- 設備: 専門領域
取得後の選択肢
- 建築: 多様
- 設備: 専門特化
業務分野で資格を選択。
W資格取得
主な組合せ
- 1級建築+1級管工事
- 1級建築+1級電気
- 1級管工事+1級電気
- 1級建築+1級管工事+1級電気
取得のメリット
- 業界での権威
- 多様な業務対応
- 月手当の合算
- 独立コンサルとしての強み
取得の順序
- 1つ目: 自分の専門
- 2つ目: 関連分野
- 3つ目以降: 専門特化
学習負担
- 各々独立した試験
- 1つあたり6か月〜1年
- 計画的な取得
W資格は専門特化の極致。
体験談
ケース1: 28歳・電気サブコンで1級取得
「電気サブコン入社後、2級→実務経験で1級。年収+80万円。30歳で電気課長候補に。」
ケース2: 35歳・管工事1級+独立
「管工事サブコン15年で1級。独立して空調コンサル。年収1,200万円。」
ケース3: 30歳・1級建築+1級管工事
「W資格保有。ゼネコン設備課で年収+150万円。」
ケース4: 40歳・1級電気+海外駐在
「電気サブコンで1級+TOEIC800。シンガポール駐在で年収1,400万円。」
ケース5: 45歳・大手サブコン部長
「電気サブコン25年+1級。部長で年収1,300万円。」
まとめ
管工事施工管理技士・電気工事施工管理技士は、設備サブコンの核となる国家資格。専門特化のキャリアで年収アップ・業界での権威を獲得できます。
両資格とも1級・2級があり、20代後半までに2級、30代前半までに1級が王道。月手当3〜10万円、年36〜120万円のアップが現実的です。
設備系のキャリアを目指すなら、これらの資格は必須。1級建築施工管理技士とのW取得で、業界全体での価値を最大化してください。
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最終更新日: 2026-04-29
執筆: こえば編集部 建設ライターチーム