コメディカルの業務範囲|法的根拠と実務
コメディカルの業務範囲|法的根拠と実務
コメディカルの業務範囲は法律で定められている。本記事では職種別に整理する。
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目次
業務範囲とは
業務範囲:
- 法律で定められた業務の範囲
- 業務独占(独占業務)と名称独占
- 「医師の指示下」が原則
- 違反すると罰則
- 患者保護の根拠
法律の基礎知識が必要。
PT/OT法
理学療法士及び作業療法士法:
- 1965年制定
- 業務独占+名称独占
- 医師の指示下で業務
- 理学療法・作業療法の定義
- 罰則規定あり
リハ職の根拠法。
ST法
言語聴覚士法:
- 1997年制定
- 名称独占(業務独占ではない)
- 医師・歯科医師の指示下
- 嚥下訓練・人工内耳の調整
- 比較的新しい法律
最も新しいリハ職の法律。
診療放射線技師法
診療放射線技師法:
- 1951年制定(最古級)
- 業務独占+名称独占
- 放射線業務独占
- 医師の指示下
- 治療業務もカバー
最も歴史ある根拠法。
臨床検査技師等法
臨床検査技師等法:
- 1958年制定
- 名称独占+一部業務独占
- 衛生検査技師との関係
- 検体検査・生理機能検査
- 採血の制限あり
複雑な構造。
臨床工学技士法
臨床工学技士法:
- 1987年制定
- 名称独占+業務独占
- 生命維持管理装置の操作
- 医師の指示下
- 機器の保守
CEの根拠法。
視能訓練士法
視能訓練士法:
- 1971年制定
- 名称独占
- 視機能検査・矯正訓練
- 医師の指示下
- 眼科限定
眼科特化の法律。
救急救命士法
救急救命士法:
- 1991年制定
- 名称独占
- 救急救命処置
- 包括的指示が特徴
- 特定行為の規定
最も自由度が高い。
義肢装具士法
義肢装具士法:
- 1987年制定
- 名称独占
- 義肢装具の製作
- 医師の指示下
- 採型・適合の業務
職人型コメディカル。
業務独占と名称独占
両者の違い:
- 業務独占:その業務を独占できる
- 名称独占:その名称を独占できる
- 多くは名称独占のみ
- 業務独占は限定的
- 違反時の罰則
法的に重要な区別。
まとめ
コメディカル各職種は、固有の根拠法に基づき業務範囲が定められている。「医師の指示下」が共通原則だが、業務独占・名称独占の区分は職種ごとに異なる。
法的根拠を知ることは、自分の業務を守ることでもある。